原始反射とはなにか?
ここでは『原始反射』という言葉を使っていますが、そもそも、
『原始反射(げんしはんしゃ)ってなに? 聞いたことないんだけど』
『どっかで聞いたことあるな〜。赤ちゃんが産まれた時にするやつかな? ビクッと反応するかチェックするやつ』
などなど、初耳の方もいれば耳にした事がある方もいるかもしれませんね。
私は子供が産まれても原始反射という言葉は知りませんでした。
そのくらい原始反射って馴染みが少ないんだと思います。
実際、私の周りの人に聞いてみたら『???』という方がほとんどでした。
では、なぜ、私が原始反射に出会いこうしてお話しているのか。それは、原始反射というものが、人間の発達には欠かす事のできない(無視する事ができない)とても重要な事だからです。
以前もお話したと思いますが(他のブログで)、ここでは原始反射の中でも二大反射といわれる二つを書きたいと思います。
●恐怖麻痺反射
胎児の頃からお母さんのお腹の中にいる時に出始めます。妊娠5週目から反射が出始めます。これは誰でも出る反射であり、産まれてくるまでに統合されてお腹から出てきます。
原始反射の中で、重要となるキーのひとつです。残存していると、かんしゃく、過敏、変化への嫌悪感、適応力の欠如、などが見られます。
●モロー反射
妊娠28週〜生後6ヶ月、誕生時に見られます。生後6ヶ月くらいに統合することになっています。赤ちゃんの脳が正常に発達しているかのチェックに使われます。
モロー反射が残存(保持)していると、意思決定や欲求の抑制を行う脳に制限をかけ、制御しきれないさまざまな過敏反応として現れます。
保持したままの人は、感覚が過敏傾向のため、脅威や危険に対して敏感で、必要のないときにまで闘争・逃避反応を起こしている可能性があります。攻撃的になる、過剰反応する、感情が高ぶりやすい、静かに休むのが苦手、リラックスできない、などの特徴が見られます。
恐怖麻痺反射は背面が固まる反射なので、背面を弛める遊びが有効だと言われています。
モロー反射は、身体を後ろに反って前に丸める動きを満足するまでやりきるのがいいようです。
他にも反射はあるのですが、この二大反射をまず統合した方が、次の反射も統合しやすくなります。
家を建てるとき、まず基礎となる土台を固めますよね。ここをしっかり固めておかないと、上物がいくら立派なものでも崩れやすくなります。二大反射は、この基礎となる土台部分と考えて頂けたらイメージしやすいと思います。
まずは簡単ではありましたが、原始反射について少しお話させていただきました。
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